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2020 今年も一年ありがとうございました。

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

年末恒例の棚卸もひと段落ついて、仕事納めをすることができました。
今年はコロナウィルス感染拡大の影響で本当に大変な一年になりましたね。

のほほん金糸屋も少なからず影響を受けておりましたが、なんとか一年を終えることができました。
これもひとえに皆様のおかげだと感謝の気持ちを改に感じております。
本当にありがとうございました。

のほほん金糸屋はものづくりのお仕事をしておりますので、
緊急事態宣言下のご注文がない時期でも手を動かすことができましたので
仕事がないという思いはしなくてもよかったのがせめてもの救いかと思っております。

しかしながら、やはり一番残念だったのが日本国じゅうのお祭りが開催できなくなったことです。
「金銀糸を通じて地域のたからものづくりのお手伝い」を思いに掲げてお仕事をさせていただく中で、
その思いが成就できない世の流れになってしまっているのはとても悲しい。

「不要不急」ということばは今年一年、最も耳にすることが多かったような気がします。
必要であるか不要であるか、今急ぐことなのかそうではないのか。
緊急事態の中ではその価値判断で行動することはやむを得ないことではあります。

であるからこそ、いままで当たり前のように過ごしていた時間がとても貴重なものであったことを
改めて気づかされるような一年でした。

どうか、当たり前の時間を取り戻すことができる日が、
一日も早く訪れますように。

2021年は1月5日より仕事始めをさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様にとりましてもよき一年になりますことを心よりお祈り申し上げます。

創業明治三十年 京都 金銀糸株式会社 寺島保太良商店
Twitter http://twitter.com/terayasukinnshi

# by tera-yasu | 2020-12-31 13:58 | その他

ひさびさのTV取材

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

コロナウィルスの影響下で外出自粛要請が出されて、ずいぶん月日が経ったように思います。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

のほほん金糸屋は、どうにか日々の生活を送らせていただいております。
幸いなことにあまり外部と接触せずに少人数でものづくりに携わるお仕事なので、
普段からは少しペースを落としてマイペースで金銀糸作りに取り組んでいます。

しかしながら、なかなか厳しい状況に置かれていることには変わりはないので、
早く今の状況が収束することを心から願っています。

そんななかですが、先日TV番組に当店の事柄を取り上げていただくことができました。
MBS毎日放送「京都知新」という番組です。

京都で歴史を持ちながらも新しい取り組みをしている皆さんをご紹介されています。
のほほん金糸屋が仲良くさせていただいている方々もたくさん出演されており、
以前からの放送回も動画でアーカイブされているので、
のほほんい金糸屋もずいぶん拝見して勉強させていただきました。

ちなみにのほほん金糸屋の放送回もアーカイブしていただいているようです。
どうぞよろしければご笑覧くださいませ。

普段取り組んでいる本金糸づくりの背景から、
絲tabaneの生まれた経緯までをとてもわかり易くスタイリッシュにまとめていただきました。
取材期間も1ヶ月に及びましたが、撮影クルーの皆さんのとても丁寧で丹念な仕事運びが印象的でした。
照明と音声とカメラワークといったものもやはり職人技ですね。

しかし今回はTVカメラの前でずいぶんたくさんお話をさせていただきました。
TV取材は何度かお受けしたことはありますが、
この経験だけはどうしたって慣れることはありません。

実はインタビュー収録はのべ2時間以上は収録されてたというように思います。
あのような形でわかりやすくお伝えできているように見えるのは、
まさにTVクルーの方の編集手腕のたまものです。

のほほん金糸屋はオンエアを拝見したときはホンマにうなりましたよ。
だって本人はカメラの前で落ち着きなくキョドって、ドモッてただけやからね・・・

また今回の取材にはたくさんのご協力を頂戴しました。
金銀糸の生産背景の職人の皆さまをはじめ

京刺繍 長艸繍巧房 様

絲tabaneのデザイナー
CREA/Meのコバヤシタカシ様

ご協力を頂戴し誠にありがとうございました。

今回も非常に貴重な経験と機会をいただきました。
MBSの皆様、ご協力いただいた皆様、番組をご覧いただいた皆様に
改めて御礼申し上げます。

創業明治三十年 京都 金銀糸株式会社 寺島保太良商店
Twitter http://twitter.com/terayasukinnshi

# by tera-yasu | 2020-05-12 15:09 | 金銀糸

絲tabaneのロゴデザインとパッケージのおはなし

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

今回は純金の糸でつくったアクセサリーのあたらしいかたち”絲tabane”の
ロゴデザインについて少しお話しようと思います。
絲tabaneのロゴデザインとパッケージのおはなし_d0176048_08401559.jpg
純金の糸の「たば」の表情をシンプルに表現したことで「tabane(たばね)」と名付けましたが、
そのロゴマークとしているのが「絲」という漢字です。
 
いまでは普段見かけることのなくなった漢字だと思いませんか?
実際のほほん金糸屋も、tabaneをご覧になった方から
「このロゴマークは素敵だね。新しくデザインしたの?」
とほめていただくこともよくあります。

この「絲」という漢字、
「いとへん」につくりが「いと」という漢字、
じつはよく使われている「糸」という漢字の旧字体の文字なんです。
絲tabaneのロゴデザインとパッケージのおはなし_d0176048_08474844.jpg
純金糸がたばなっているいる表情に、
「絲」という事態がイメージにすごくマッチしていると感じました。
絲tabaneのロゴデザインとパッケージのおはなし_d0176048_09254605.jpeg
こちらは絲tabaneのパッケージです。
普通の箱に収めるのではなく、「つつむ」かたちのパッケージ。
きものの襟元をおもわせるデザインが、
絲tabaneと金銀糸の世界観をよく表現できたと思っています。

このロゴマークとパッケージをデザインしてくれたのが、PliYe-a designのゾウさんとゆかさんご夫妻。
絲tabaneのwebやカタログまでディレクションしていただいています。

”絲tabane”(たばね)に込められた思いは、
純金糸のたばの表情をあらわしたとともに
いろんな才能や知恵や技術や素材が「たばなって」
つくりあげたという思い。

その思いを表現したロゴマーク、
あわせて楽しんでいただけるととてもうれしく思います。

創業明治三十年 京都 金銀糸株式会社 寺島保太良商店
Twitter http://twitter.com/terayasukinnshi

# by tera-yasu | 2020-02-04 09:28 | tabane

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

新年あけましておめでとうございます。_d0176048_10290051.jpg
今年も金銀糸を通じて地域やお客様の宝ものづくりのお手伝いを、
誠実な姿勢と丁寧な行動で取り組んでまいりたいと思っております。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

創業明治三十年 京都 金銀糸株式会社 寺島保太良商店
Twitter http://twitter.com/terayasukinnshi

# by tera-yasu | 2020-01-07 10:31 | その他

絲tabaneと「うるし」のお話し

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

今回は絲tabaneとうるしのことについて少しお話しようと思います。
絲tabaneと「うるし」のお話し_d0176048_10462819.jpg
絲tabaneのカラーラインナップは6色から選んでいただけるのですが、
黒いろ、白いろ、弁柄いろ(赤)、舛花いろ(青)
この4色はうるしに顔料を混ぜたもので加飾しています。

うるしの柔らかくてマットな質感が純金の糸にも相性が良くて
お褒めのお言葉もいただくのですが、
そもそも「なんで『うるし』なん?」というお話しで・・・。

絲tabaneに使っている純金糸、素材は和紙に純金箔を箔押したもので制作しています。
金箔の薄さは1万分の3㍉、ものすごい薄さで扱いも難しいのですが、
箔押をする相手のの三椏(みつまた)和紙の表面はザラザラしています。
そのまま金箔を押してしまうと、その和紙の表面が現れてしまい金箔の光沢が消されてしまうのです。
絲tabaneと「うるし」のお話し_d0176048_11031679.jpg
そこで和紙に箔押しをする下地として、うるしを薄く引き塗っていきます。
写真の茶色に見えている部分がうるしを引いた下地になります。
こうすることで和紙の表面が鏡面状にツルツルになり、金箔の光沢が美しく現れるようになります。
つまり純金糸の光沢の美しさを決める、
とても重要な素材が「うるし」であるというわけです。

しかしこのうるしもまた扱いが非常に難しい・・・。
うるしの加工は温度と湿度の管理がとてもシビアです。
うるしの状態の見きわめを間違えると、たちまち金糸の出来栄えが悪くなってしまいます。
加工作業をする時間の天候、温度、湿度でご機嫌の変わるうるしの状態の見きわめ、
ここが職人さんの一番の腕の見せ所でもあります。

純金糸にとって「縁の下のちから持ち」な存在のうるし。
その活躍を少しでも皆さんにご紹介したいな・・・
そんな思いで絲tabaneにはうるし塗りで飾り付けをしています。

絲tabaneが皆様とお目にかかる機会がありましたら、
ぜひうるし塗りのところにもご注目いただけると嬉しく思います。

創業明治三十年 京都 金銀糸
株式会社 寺島保太良商店
Twitter http://twitter.com/terayasukinnshi

# by tera-yasu | 2019-07-13 10:45 | tabane