本金糸のできあがる過程 その5

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

職人さんの妙技のリレーで本金糸ができあがっていく過程を動画でご紹介、今回は「その5」です。

今回はいよいよ仕上げです。
撚り工場からできあがってきた金銀糸は500mから1000m単位のかせ、「大束」の状態です。
この形でお使いいただくお客様も多いのですが、小分けにした形に整えていきます。
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これを刺繍職人様に少量でお使い易いように100m単位の「小束」に小分けしていきます。
33cmの長さの板に金糸を掛けつけていきます。
30周毎にこよりで仕切りを入れながら、150周掛けつけると100mの長さに仕上がります。
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板に掛けた状態の金銀糸の撚りを整えるために、湯のし釜に入れて蒸気に当てます。
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湯のし上がった金糸を板からはずして、少しひねりを加え、こよりを束ねつけて本金糸の完成です。

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創業明治三十年 京都 金銀糸
株式会社 寺島保太良商店
web http://www7.ocn.ne.jp/~terayasu/index.html
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# by tera-yasu | 2015-05-14 16:52 | 金銀糸 | Comments(0)

本金糸ができあがる過程 その4

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

職人さんの妙技のリレーで本金糸ができあがっていく過程を動画でご紹介、今回は「その4」です。

さていよいよ細く裁断した箔紙を芯糸にらせん状に撚りつけていきます。
使用している撚糸機は稼動60年以上のベテランですが、とても大切にメンテナンスしながら使用されています。
中心の糸道に通っている芯糸の周りに撚りついていく箔紙の様子がお分かりいただけるでしょうか?


芯糸は黄色く染めた絹糸や綿糸を使用しています。
箔紙が裏返らないように、すき間を作らないように、
柔らかい風合いをまもって撚り上げていくことが大切なポイント­です。

この後、蒸気セットを施して撚りを整えます。
その後、仕上げをしてようやく本金糸の完成です。
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# by tera-yasu | 2015-04-20 12:57 | 金銀糸 | Comments(0)

本金糸ができあがる過程 その3

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

職人さんの妙技のリレーで本金糸ができあがっていく過程を動画でご紹介、今回は「その3」です。

純金箔を押し終えた600mm幅125m長の原反を金糸にするためには細く裁断加工していかなければなりません。
まずは大切り裁断で600mm幅を六等分、およそ12cm幅にカットしていきます。
もっと細く裁断する前の準備加工で、「大切り(おおぎり)」と呼ばれる工程です。


六等分にカットした本金原反を、いよいよ金糸の太さに応じて細く裁断していきます。
当店の金糸は一掛から十八掛まで、さまざまな太さを製作します。
ですので、裁断幅も金糸の太さによって変えていきます。
太い番手で約2mm程度、細い番手ですと約0.8mm程度の幅で裁断をしていきます。
裁断した箔紙は、撚糸のためにボビンへ巻き取られていきます。


次回は撚糸の工程をご紹介します。
お楽しみに^^

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# by tera-yasu | 2015-04-14 11:36 | 金銀糸 | Comments(0)

本金糸ができあがる過程 その2

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

職人さんの妙技のリレーで本金糸ができあがっていく過程を動画でご紹介、更新が遅くなりましたが今回は「その2」です。

地漆を引いて下地作りを終えた和紙にいよいよ純金箔を押していきます。
地漆を引かれた和紙は、約60cmの幅に長さが125mあります。
この和紙の上に3寸7分(12cm弱)四方の金箔を手作業で押していきます。


この工程で使用する純金箔は5800枚。
1万分の3㎜という薄さの純金箔は取り扱いが非常に難しく、それを狂いなく隙間なく貼りこんでいく技術は見事なものです。

ところで下地や接着剤として本金糸作りに欠かせない材料の「漆」。
前回の本金糸ができあがる過程 その1でも触れましたが、湿度によって定着の条件が変わるので、漆の状況の見極めも非常に難しいところです。
なおかつ漆が「乾く前に」金箔を押し終えないといけないので、スピードも要求されます。

まさに、高度な技術と経験と勘と根気が必要な「職人技」の工程です。

次回は裁断の工程をご紹介します。
お楽しみに^^

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# by tera-yasu | 2015-04-06 09:10 | 金銀糸 | Comments(0)

本金糸ができあがる過程 その1

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

TV番組で紹介していただいて以来、「金糸ってあんなふうにして作っているんですね。」とびっくりされた様子で感想をお伺いすることがあり、当店の本金糸の作り方にものすごく興味を持っていただく機会が増えました。
のほほん金糸屋としても、とてもうれしい思いで感謝しております。

そういったわけで、職人さんの妙技のリレーで本金糸ができあがっていく過程を動画でご紹介していきたいと思います。

「本金糸ができあがる過程 その1」と題して、純金箔を押す前の下地作りの工程です。

本金糸製作に用いる原反材料の和紙に漆を引いていきます。
大きさは600ミリ幅×125メートル。
漆は和紙の表面を滑らかにして金箔の光沢を美しくするための「地漆」と、金箔を接着するための「押し漆」があります。

この工程で引いているのは「地漆」。
表面がざらついた和紙に直接金箔を貼り付けると、光沢が出ません。
地漆を引くことによって和紙の表面を「鏡面上」に滑らかに仕上げることができ、金箔の光沢を美しいものにするための非常に重要な工程です。


表面に漆を引かれた和紙は、「室(むろ)」と呼ばれる空間へ収納されていきます。
じつは漆は湿度で定着していく特性を持っています。
室の中は打ち水をしたり加湿器を設置し­、密閉して湿度の高い環境としています。

表現が難しいですが、漆は「湿度が高いところで、乾いていく」ものなのです。
ということは季節や天候によって日々湿度の状態が変わる、したがって漆の状態も日々によって変わってくるということ。

この後の工程で押される金箔の光沢の具合を左右する「下地」であるからこそ、湿度の管理と漆の状態を見極める「職人さんの目」が生命線となります。

1~2日程度、室の中で定着乾燥した地漆は、茶色く光沢を放った表情を見せてきます。


次回はいよいよ、金箔を押していく工程です。
お楽しみにしておくれやす^^

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# by tera-yasu | 2015-03-25 09:24 | 金銀糸 | Comments(0)