本金糸ができあがる過程 その2

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

職人さんの妙技のリレーで本金糸ができあがっていく過程を動画でご紹介、更新が遅くなりましたが今回は「その2」です。

地漆を引いて下地作りを終えた和紙にいよいよ純金箔を押していきます。
地漆を引かれた和紙は、約60cmの幅に長さが125mあります。
この和紙の上に3寸7分(12cm弱)四方の金箔を手作業で押していきます。


この工程で使用する純金箔は5800枚。
1万分の3㎜という薄さの純金箔は取り扱いが非常に難しく、それを狂いなく隙間なく貼りこんでいく技術は見事なものです。

ところで下地や接着剤として本金糸作りに欠かせない材料の「漆」。
前回の本金糸ができあがる過程 その1でも触れましたが、湿度によって定着の条件が変わるので、漆の状況の見極めも非常に難しいところです。
なおかつ漆が「乾く前に」金箔を押し終えないといけないので、スピードも要求されます。

まさに、高度な技術と経験と勘と根気が必要な「職人技」の工程です。

次回は裁断の工程をご紹介します。
お楽しみに^^

創業明治三十年 京都 金銀糸
株式会社 寺島保太良商店
web http://www7.ocn.ne.jp/~terayasu/index.html
Blog http://terayasu.exblog.jp/
Twitter http://twitter.com/terayasukinnshi
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# by tera-yasu | 2015-04-06 09:10 | 金銀糸 | Comments(0)

本金糸ができあがる過程 その1

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

TV番組で紹介していただいて以来、「金糸ってあんなふうにして作っているんですね。」とびっくりされた様子で感想をお伺いすることがあり、当店の本金糸の作り方にものすごく興味を持っていただく機会が増えました。
のほほん金糸屋としても、とてもうれしい思いで感謝しております。

そういったわけで、職人さんの妙技のリレーで本金糸ができあがっていく過程を動画でご紹介していきたいと思います。

「本金糸ができあがる過程 その1」と題して、純金箔を押す前の下地作りの工程です。

本金糸製作に用いる原反材料の和紙に漆を引いていきます。
大きさは600ミリ幅×125メートル。
漆は和紙の表面を滑らかにして金箔の光沢を美しくするための「地漆」と、金箔を接着するための「押し漆」があります。

この工程で引いているのは「地漆」。
表面がざらついた和紙に直接金箔を貼り付けると、光沢が出ません。
地漆を引くことによって和紙の表面を「鏡面上」に滑らかに仕上げることができ、金箔の光沢を美しいものにするための非常に重要な工程です。


表面に漆を引かれた和紙は、「室(むろ)」と呼ばれる空間へ収納されていきます。
じつは漆は湿度で定着していく特性を持っています。
室の中は打ち水をしたり加湿器を設置し­、密閉して湿度の高い環境としています。

表現が難しいですが、漆は「湿度が高いところで、乾いていく」ものなのです。
ということは季節や天候によって日々湿度の状態が変わる、したがって漆の状態も日々によって変わってくるということ。

この後の工程で押される金箔の光沢の具合を左右する「下地」であるからこそ、湿度の管理と漆の状態を見極める「職人さんの目」が生命線となります。

1~2日程度、室の中で定着乾燥した地漆は、茶色く光沢を放った表情を見せてきます。


次回はいよいよ、金箔を押していく工程です。
お楽しみにしておくれやす^^

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# by tera-yasu | 2015-03-25 09:24 | 金銀糸 | Comments(0)

和風総本家

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

3月5日の木曜日に放送された「和風総本家」、皆様もごらんいただけましたでしょうか?
テレビ大阪 「和風総本家」

北陸新幹線の開通を目前に控えた、「金沢」は加賀百万石の文化が豊かな街です。
その金沢文化を支える職人たちとして、純金糸づくりを担っていただいている作り手の皆さんをご紹介していただきました。

金沢で生まれた「純金箔」が京都の地にやってきて、漆が引かれた和紙の上に1枚1枚手作業で押されていき、1ミリ以下に細く裁断されて、らせん状により上げられて金糸となる。
その金糸が再び金沢に戻って「加賀刺繍」の豪華絢爛な内掛けとなりました。
職人さんの技のリレーの様子を、テレビ大阪のスタッフの皆さんは、丹念に3週間以上かけて取材をしていただきました。

クイズ形式のコーナーでご紹介をしていただきましたが、まさかあの状態で正解は「金糸」なんていうのは解答者泣かせの問題でしたね^^
のほほん金糸屋も爆笑させていただきました^^

それにしてもさすが「加賀百万石」の伝統が息づいている街「金沢」。
いろんな職人さんがそれぞれものすごい技術でものづくりをされている様子を拝見して圧巻でした。
ぜひ金沢へ旅に出て、いろいろなものを見たくなりましたね^^

さて、のほほん金糸屋自慢の純金糸、ものすごい手間をかけてつくっている様子がお分かりいただけたでしょうか?
番組を拝見させていただいて、のほほん金糸屋も「金銀糸を商うもの」として改めて、
金沢はもちろん、日本各地の「宝物の文化」を支えるために今後もがんばっていかなあかんなと思いました。

貴重な機会をいただけたことに、テレビ大阪「和風総本家」のスタッフクルーの皆様に感謝です。
同時に、高度な「技術」と「経験」と「勘」が必要で、地道な作業を黙々と進めていただいている「金銀糸の作り手」の皆様がたにも、改めて感謝の思いです。

京都の金銀糸のこと、もっともっと皆様に知っていただけるようにこれからも頑張ります!!

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# by tera-yasu | 2015-03-07 19:53 | 金銀糸 | Comments(0)

プラチナの糸

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

プラチナ箔で制作した糸です。
銀糸とはまた違った重厚な風合いが特徴ですが、あまり出まわるものではないので非常に珍しいです。
八掛の太さ、刺繍幕にお使いいただきます。

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# by tera-yasu | 2015-02-27 09:54 | 金銀糸 | Comments(0)

港区国際交流協会さま

おおきに、おこしやす。 のほほん金糸屋です。

先日、東京の港区国際交流協会
様からご依頼を頂戴して、金銀糸についてのお話をさせていただく機会がありました。
http://www.minato-intl-assn.gr.jp/index.htm
東京港区は外国大使館が数多くあり、海外の方もたくさん住まわれているそうで、そういった皆様の文化的交流を深める活動を行っている団体だそうです。
そういった活動の一環として、日本文化をお伝えする企画として京都の金銀糸に白羽の矢を立てていただいたようです。

のほほん金糸屋も人前でお話することは全く慣れておりません。
大勢の方を前にして、ド緊張ですねん^^;
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しどろもどろではありましたが、京都の金銀糸の歴史から製作工程、日本各地の伝統文化のものづくりにお役立ちをしている様子までのほほん金糸屋なりに精一杯お話させていただきました。

海外の方に「金糸の手より体験」もしていただきました。
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日本の方にも、海外の方にもまだまだ知られていない金銀の糸。
でも、ご覧になった皆様から「きれいな糸ですね」とお声を掛けていただいて、のほほん金糸屋も元気が出てきます。
今回もほんとうに貴重な機会を頂いて、京都の金銀糸を新しい方々に知っていただきました。
のほほん金糸屋のお話が、国際交流のほんのささやかなお手伝いになったのであれば幸いです。

港区国際交流協会の皆様、本当にありがとうございました。

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# by tera-yasu | 2015-02-06 17:39 | ご訪問 | Comments(0)